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金サワ489のブログ

金サワ489のブログ

東北ツーリング’09 後半

8日目 7/27 (月)

九戸→十和田


4:30に起床。なかなか快適な寝床だがやはり北東北は夏でも少し寒い。

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荷をまとめた後、併設されている公園でさんまの蒲焼き丼を作って食べる。

今日も予報では曇りか雨のはずだが、雲の間から朝日が少し差してきた。


6:40に道の駅おりつめを出発。今まで雨の中を走ってきたせいか、BB付近から異音がする。まぁカートリッジ式のBBだし、直せるわけでもないので放置しておいた。

340号を北上し395号に入って猿越峠を越え、さらに4号に入って8時ごろ青森県に突入!サークルKで大学生くらいのチャリダー2人組を発見したが、さすがに複数でいる年上の人に話しかけることはできず・・・


天気だが、出発する前は薄曇りだったがそのうち小雨へ・・・。

目時の先から分かれて十和田湖方面に向かう。

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途中までは三戸広域農道という道で104号をショートカットしてみたのだが、これが坂ばっかりというか坂しかない。急な上り下りが16kmくらい続いたのでかなり萎えた上に疲れた・・・。orz

やっとこさ104号に入り、ツーリングマップル曰く「名無しの中央分水嶺の峠」を越える。上の方は霧が凄い。坂も10%近いところもあったような気がするがなんとか乗って上れた。

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峠のトンネルを抜けると視界が20m位しかなかったが、下っていく内にすぐ薄くなった。


下り基調の道を走って途中秋田県に少しだけ入る。

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12時ごろに103号との分岐へ。発荷峠に備え、運良くあった商店でパンを数個買って、廃業してるガソリンスタンドの屋根の下で軽く昼飯。
そして今日は1日中雨でまた萎えてきたので「おいらせYH」に泊まろうと思い電話するが、今夜は営業してないらしい・・・。orz

そんな訳で本降りになった雨の中発荷峠へ。


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ここは若干押しが入り、13時過ぎに発荷峠着。
そして急坂を下って十和田湖へ。


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雨上がりの十和田湖。

十和田湖の第一印象は「デカいな・・・」だった。まぁ、天気が悪いせいかあまり感動がなかった。そしてまたブレーキのシューが削れていく・・・。


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14時過ぎ、宇樽部のドライブインでラーメンを食べる。

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野菜が沢山入ってて美味い。しかし、体と服が雨+汗+蒸気でものすごい臭いを放っており、店の人に迷惑じゃないかと心配だった(笑


本当は旧道の瞰湖台にも行こうと思っていたが、面倒だったので宇樽部トンネルでスルー。


そして、子の口を通って奥入瀬渓谷へ。


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銚子大滝にて


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ここ一帯はとりあえず観光客が多すぎてアレだが、雨上がりということで新緑がいっそう綺麗で良い気分転換になる。


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下流に向かっているので道も下り基調で気持ちいい。


16時ごろにおいらせYHの少し先の「市民の家」という銭湯に入る。ここにはシャンプーや石鹸が常備されていなかったが、それを知らなかった自分は他人のシャンプーとかを間違えて使ってしまいおっさんに注意された・・・。


上がると外は激しい雨。近くにホテルや旅館が結構あるが、どれも高そうな感じ・・・。悩んでいると車に乗ったおばさん2人組に声を掛けられ、温かいコーヒーとおせんべ(一袋!)を差し入れして頂いた。感謝!



今夜はかなり荒れた天気らしいので、親に安い宿を調べて貰い、近くの民宿「桂月荘」に泊まることにした。素泊まり¥3600なのでまぁまぁかな・・・。

部屋は6畳で実にちょうどいい広さ。どこかのYHと違って(笑)クーラーもちゃんと付いている。

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ちなみに宇樽部で食べたラーメンでかなり満腹になり、それ以降は体力を使う走りをしていないのであまり腹が減ってない。さっき頂いたおせんべを5枚位食べて軽い夕食にした。


世界まるみえを見たり、明日以降の計画を立てたりして22時ごろ就寝。




走行距離:111,8km
平均速度:17,4km/h
走行時間:6:24
最高速度:57,0km/h






9日目 7/28 (火)

十和田→陸奥横浜


5:30起床。外は小雨が降っている。


朝は自炊にするか悩んだが、米の残りが少ない上に面倒なので食べていくことにした。


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親子丼¥600。味噌汁、ほうれん草のおひたし、漬物も付いてたので朝から満腹。美味い。


今日はおそらくこの旅で初めて100km走らないので、ゆっくり撤収作業をする。


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犬「ラン」とじゃれ合って遊んでから、8時過ぎに出発。



下り基調な102号を走って十和田の市街地へ。スーパーで買い物をしているとさっきは止んでいたはずの雨がまた降ってきた。もう勘弁してくれ・・・


4号に入って野辺地を目指して北上。一桁の国道は交通量が多いが、路肩もそれなりに広くまぁまぁいいペースで距離を稼ぐ。



途中、走っていると後ろから来たプレミオがなぜか俺の前で徐行している。しかも何やら窓からペットボトルが見え隠れしている。止まったら、中のおじさんが「がんばれよ」と言っていろはすをくれた。

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ちょうど飲み物が少なくなってたのでかなり嬉しかった。感謝!
それにしても青森は親切な人が多い。



11:30ごろ、雨が降ってきたのでローソンで軽食。牛乳500mlをイッキ飲みするが中々キツい。

その後さらに雨が強くなってくる。ホントにうざったい天気だ。仕方なく雨が降るたびコンビニに避難しながら走る。それに腹が減ってる訳でもないのになんか力が出ない。



昼飯は何かのアウトドア本に載っていた「ツナ缶おにぎりチャーハン」を作ってみた。
まぁ簡単に言えば・・・コンビニおにぎりとツナの缶詰めを炒めるだけなのだが、それなりに美味かった。


そしていよいよ野辺地から279号に入り、下北半島に突入!ここら辺から天気は回復し、晴れ間も出てくるようになった。


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傍らに見える海はめっちゃ広くて綺麗だし、風車が立っていたりして今まで走ってきた所とは少し違う。北海道ほどじゃないと思うが、なかなか良いところだ。



途中、パナソニックのランドナー?に乗った人とすれ違う。サイドバッグは付いていなかったが、荷台に銀マットを積んでおり同じような旅をしているのかな~と思った。



15:30ごろ、一応今夜の宿の道の駅よこはま着。「かりん棒」などの試食を全種類食べたりして暇つぶししたあと、近くの「三保野公園」でパスタを作って食べる。レトルトのパスタは相変わらずまずくはないが飽きる味なので、少なめに150g位?茹でた。

クリームパスタだが、ベーコンとかの具がほとんど入ってない。やはりレトルトはカレーが一番だと再認識した。


近くに銭湯があるようなので探してみたが、見つからなかった・・・。まぁ昨日は風呂入ったし良いだろう。


18時過ぎに公園の隅にテントを設営。静かでいいところだった。


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下が芝生なのでフカフカしていて気持ちいい。
しばらく寝っ転がってたが、20時位には寝てたっぽい・・・。





走行距離:89,1km
平均速度:18,6km/h
走行時間:4:46
最高速度:53,4km/h






10日目 7/29 (水)

陸奥横浜→薬研


5:30にアラームの音で起きるが、今日もそれほど走らない予定なので寝袋の中でしばらくのんびりする。こういう日がもっと増えると楽なんだけどなぁ・・・
外は霧雨っぽいのが降っている。

相変わらず米の残りが少ないので今朝も自炊は止めることにし、早々と撤収作業。テントが殆ど濡れていなくて楽だった。

道の駅の隣のローソンでパンなどで朝食。トイレを借り、水を汲んで7時ちょうどに道の駅よこはまを出発し、279号を北上。



途中、大豆田PAの近くで「日本1周徒歩の旅」と書かれた紙を掲げ、ザックを背負っててくてく歩いているおじいさんがいた。す、すげぇ・・・。

あれに比べちゃぁ、2サイドのランドナーで旅してる俺は全然楽なのか・・・(?



8時過ぎに小雨が降ってきたのでローソンで休憩。肉を食いたかったので竜田揚げ棒を食う。しかし本当に萎える天気だな~・・・。


むつの市街地では昨日落としてしまった帽子(¥600)や携行食などを購入。
そして県道4号に入り、雨の中恐山へ。

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10%以上の急坂もありなかなかキツい。もちろん押しも入った。

何かの展望台の入り口あたりでやっと下りになるが下りも急坂。ブレーキシューがどんどん減っていく。
観光バスが何台も連なって反対車線を走っていくが、いずれも小走りで追い付けそうなスピードで登っている。この坂はエンジンの付いた乗り物でもきつそうだ・・・。



そして11時頃、恐山に到着。

取りあえず腹が減ってたので食堂で¥500のかけそばを食うが、店員が5,6人位いるのに客は俺1人だけ・・・。棒立ちしている何人かの店員から視線を浴びていたのでめちゃくちゃ気まずい・・・(笑 速攻で食べて食堂を出た。


入山料¥500がかかることを知って少し戸惑ったが、せっかく頑張って上ってきたんだし金払って入ることにした。


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立派な入り口の門。



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恐山といえばこの白いごつごつした山!



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カラスが群れて供え物を荒らしていた・・・。




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宇曽利山湖と絡めて。

辺りでは硫黄の匂いがし、湯気が出ているところもあったりしてなんだか別世界。

散策を終え、小さい温泉に入ろうかとも思ったが混んでいたのでやめた。

自販機で久々に午後ティーを飲んで12:30頃出発し、薬研へ。


恐山を散策していた時には運良く雨が止んでいたが、また降ってきた。しかも今度は本降りの雨。合羽を上下着込んで淡々と坂を上る。荷物を積んだライダーが手を振ってくれたりするので励みになる。


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恐山から7km位で下りになるが、雨のせいでブレーキの効きがかなり悪い。雨用のシュー(M55T)を装備した前輪はまぁまぁ効いてくれるが、普通のシューの後輪がまったくと言って良いほど効かない。レバーをハンドルに当たるまで引いても大してスピードが落ちないのには絶句した・・・w
そして溶けたシューは雨と混じって真っ黒い液体になり、自転車全体に飛び散ってなかなか悲惨な情況。


まぁそんなこんなでようやく奥薬研温泉の「かっぱの湯」に到着。
無人、無料、混浴のワイルドな露天風呂だ。
広いので頑張れば20人くらいは入れそう。


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早速浸かってみるが、とにかく熱い!!50℃くらいありそうな気がする。ホースで水が入れられていたが源泉が強力なのでそれでも熱い。肩まで浸かると数秒で上がりたくなるような感じだ。
でも雨で冷え切っていたのでそれなりに気持ちよかったと思う。


また更衣室の壁には旅人の落書きらしきものが沢山あったため、負けじと自分も「埼玉から丸石エンペラーで参上!'09 7/29」とシャーペンでガリガリやって足跡を残しておいた。



今夜は予定なら「国設薬研野営場」でキャンプの予定だったが生憎雨。
近くの道端に何のためにあるのか判らない快適そうな休憩室の小屋?があるが、「キャンプ禁止」とか色々書いてあったので、面倒な事になるのもアレなので止める事に・・・。(キャンプじゃないけど)

辺りにはホテルや旅館がいくつかあるが、その中にドライブイン系の安そうな"民宿"を発見!値段を聞くと、寝袋持参ならドミトリールーム(絨毯の大広間)で¥1700で泊まれるとの事なので決定!


今夜の客は自分だけなので自転車を玄関に入れさせてもらえた。夕食にカレーライスを頼んだが、他にカニのサラダ、刺身、カレーのおかわり等々・・・なんか色々サービスしていただいた。おかげで満腹!



ちなみにさっき入ったかっぱの湯では殆ど体を洗ってないので、宿の風呂にも入ることに。
この宿の風呂は24時間蛇口から温泉がジャ~ジャ~出ておりなかなか壮観。
それにやたらと熱くない。


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写真ではなんか汚く見えますが、全然そんなことは無く素晴らしいです。


風呂から上がりTVを見ていると宿の方から今度はケーキを頂いてしまう。いいのかこんなに・・・と思いつつ、礼を言って食べた。



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絨毯の大広間を独占!扇風機があったので濡れた服も乾かせた。


床に新聞紙を敷いて寝袋に入り、21時ごろ就寝。





走行距離:63,1km
平均速度:?
走行時間:?
最高速度:?

(記録するのを忘れたため不明)





11日目 7/30 (木)

薬研→川内


5:30にアラームで起床・・・ではなく、3時くらいに寒くて寒くて目が覚めた。夏とは言え、雨の下北半島で半袖半ズボン&シュラフカバーだけだとさすがに寒すぎる。俺は東北の寒さをナメていた・・・。


荷をまとめてから、昨夜頼んでおいた朝食を食べる。本当は朝定食は¥1000なのだが、さすがに高いな~と思い¥500位のラーメン(だっけ?)を頼んだが、それじゃ朝っぽくないんじゃない?と宿の方に言われ確かにそうだなぁ・・・と。(笑
そんな訳で¥600で朝定食を作って頂いた。感謝!


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ご飯もおかわりして朝から満腹!

ちなみに通常の朝定食には焼き魚等が乗ってるらしい。



宿の方に住んでる所とかを話すと、その人は以前まで、俺が住んでる所の隣町あたりに住んでいたらしい。青森の人が埼玉の大して有名でもない街を知っていたのはそういう訳だったのか・・・。それにしてもなんか偶然だ。



さて今日はそれなりに走るので早々と自転車に荷物を積んで油を差す。昨日の雨で細かいところのサビがまた増えてきた気がする。まぁ貫禄が出てきた、と思えばいいか・・・。


最後に礼を言って7:25に宿を出発。


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民宿あすなろ荘。本当にお世話になりました!


奥薬研まで県道を走り、赤い橋を渡って「易国間林道」へ。大間崎を目指す。


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最初の方は割と走りやすかったものの・・・



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上っていく内に路面の状況は悪化・・・昨日の雨のせいで道に川ができてたり・・・。

坂も10%位の所もあるので必然的に押しが入る。て言うか、特に荒れたところは押さないとパンクしそうで恐い。


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記録していないので分からないが、8kmに1時間半位かけて峠に到着。
大きな鉄塔が立っていたので、この林道はそれの管理に使われているようだ。


時間も押してるのでさっさと下るが、下りもさっきまでと変わらない荒れっぷりだったりする。舗装路の下りみたいにかっ飛ばすと衝撃で自転車が壊れそうなので10km/h位でゆっくり下る。腕が痛てぇ・・・



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途中から久々に晴れ間が復活!


ようやく18kmほどの荒れたダートを攻略して国道に出ると、青い海がお出迎え。久々の海・・・。

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279号に出て、大間崎に向けてラストスパート。軽いアップダウンを越え、細い道に入るところの青看に「本州最北端」の文字があった。計画どうりとはいえ、本当にここまで来てしまったとは・・・。


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そして10:57、ようやく大間崎に到着!

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人が多い。俺が着いたのと同時にバスがやってきて観光客がどさ~っとやってきた。
最果ての地というよりは、整備された観光地的な印象を受ける・・・。まぁいいけど。

それと、10人くらいの人に「どこから来たんですか?」攻撃を受けたが、毎回毎回まったく同じことを話すので少し話し疲れた。少数の人と濃い話をする方がまだ面白い。





写真を撮った後は「かもめ食堂」で名物大間崎丼を食べようと思ったが、なんと値段が1500円!さすがに高いので、隣の「海峡荘」で1000円のまぐろ漬け丼を食べる。


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なんでも釣りたてのまぐろだそう。味は最高(というか、旅の途中で外食する時は無条件に「美味い」の一言)だが、ご飯が茶碗1杯というのが物足りなかった。せめて大盛りで注文するべきだったか・・・。




のんびりした後、12時前に出発。進行方向を変え、338号を南下。


走っていると2サイド付けたランドナーとすれ違った。

途中、さすがに昼飯が食い足りなかったのでコンビニというか商店でパンを2つ補給。

仏ヶ浦方面に向かって走るが、とにかくこの道自転車にとってはキツすぎる・・・。大胆なアップダウンの繰り返しがず~と続いてる。地図には「眺望は絶景」とか「すばらしい海の風景」とか書いてあるが、もうそんな事どーでも良くなってくる感じだ・・・。



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天気は良いがさすがに暑い。


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仏ヶ浦は国道から下の所まで徒歩40分とか看板に書いてあったので即、却下。


坂+暑さで死にそうになりながらも、16時ごろになんとか県道253号へ。そのまま338号で脇野沢経由でも行けるが、まぁ見所もなさそうなので楽な方へ。

ようやく下り基調になり生き返った感じがした。それにしても人がまったく居ない・・・。



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かわうち湖。なぜか噴水があった。

道の駅かわうち湖は定休日で自販機しかやってなかった。飲み物を買って再び下って行く。
腹も減ったので商店でパンを補給し、県道46号に入って南下。ここも予想通り緩やかな下りが海まで続いたので助かった。



国道338号の津軽海峡側・・・・・・今後、自転車で走りたくない道ベスト5に入るはずだ(笑



17:30に酷道338と合流し海に出る。「川内マリンビーチ」という海水浴場があるが運良くテントを張れそうな芝生の所もあるので、今夜はここで寝ることにした。


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翌朝の撤収作業時に撮影。

今夜は雨の心配はないが、シャワー室の建物の軒下(荷物が置いてある所)にちょうどよくテントが収まるのでそこに張った。


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夕食は久々に米を炊いてカレー。ハヤシカレーにツナ缶を入れてハヤシツナカレーである。味は普通というか美味い。湯煎したツナがとろとろになってた。



21時ごろには就寝。今日はなんだかすげ~疲れた・・・。
青森駅まではあと1日だ。



走行距離:109,1km
平均速度:15,5km/h
走行時間:7:02
最高速度:57,0km/h






12日目 7/31 (金)

川内→青森

4:30にアラームで起きる前からなんとなく眠りが浅かった・・・というか起きてた。やっぱり青森寒い。


久々に夢を見た。この旅で初めてかも知れない。ちなみに内容は起きた瞬間に忘れた。


朝飯を作るが、途中から愛機のスベアが赤い火しか出なくなった。赤ガス(レギュラーガソリン)で使ってるので赤火が多いのはいつものことだが、このときはちょっとひどい状況。黒煙を上げ始め、バーナーヘッドの外からも火が吹き出てるし、変な音もするし、かなり焦った・・・。

そんな事にも関わらず飯はうまく炊けた。やっぱり炊きたての飯は"うまい!"の一言。時間はかかるけどキャンプの朝は自炊に限る・・・。


スベアの不調は多分、セルフクリーニングの回数が少なくてノズルが詰まったか、プレヒートが足りなかったか、だろう。
まぁ要は自分のミスである・・・(笑



散歩のおじいさんと話ながらコッフェルを洗う。明日の夜はあの有名なねぶた祭りがあるらしい。でも俺祭りとかそんなに興味ないし、その日の夕方に帰るんだよな~。



片付けしてチェーンとサドルに油をやって6:50、出発。


海沿いの平らな道を26km/h位で走る。こんな走り方も久々な気がする。


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今さらだが、扉が二重になっている東北のコンビニ。


今日も天気がいい。そして順調だ。


338号を走り、2日ぶりのむつへ。大湊線に沿って南下して279号に入る。

途中9時頃にコンビニで麦茶1L、野菜生活、パンを1つ補給。今日も暑い。


目的地の青森駅までは残り90kmか・・・この旅も終焉に近づいているようだ。


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2日前に通った道を逆から走っているが、景色が全然違って新鮮。


道の駅よこはまで、また「かりん坊」の試食を食いまくった。
この前来たときと合わせて3袋分(900円相当)は食べたんじゃないかと・・・(笑


まだ昼飯には少し早いが、ドライブイン「はまなす」でホタテラーメンを食べる。

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でかいホタテが3つ入ってて美味い!


他にも面白そうなメニューが沢山あるので今度下北半島に来たらまた来ようかと思う。

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12時過ぎ、野辺地ら辺のローソンでトイレを借り、暑かったのでアイスを食う。
そして遂に下北半島を脱出!笑

山あり海あり、急坂ありでなかなか大変だったけど面白い所だった。また来よう。


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常夜灯は思ったより小さかった。

ここもカモメが沢山いて、のどか。さすが青森・・・。




そして国道4号に入って青森駅へのラストスパート!
交通量は多いが、追い風のおかげで30km/hくらいで巡行できるのでかなり楽だ。


途中、西平内の辺りでED75重連の貨物を撮ろうとロケハンしてたら来てしまった・・・。まぁ仕方ない。

久栗坂からは県道に入って国道をショートカット。赤川を渡って再び4号に戻り、信号の多い都会の道を少し走って、15:29、青森駅着!!

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ここが一応、自転車での最終目的地。やっと着いた・・・。


駅前でのんびりしてから、取りあえず風呂に入りに行くことにした。
市内には数百円で入れる温泉銭湯が沢山あるので、一番近い「沖舘温泉」へ。全体的におっさん臭いのは否めないが、まぁまぁ綺麗で良かった。ロッカーのカギが壊れてるのが多いのは仕方ない?




夕食は自炊するのはさすがに面倒だったので、テーブル&イスのあるホカ弁で「ビッグメンチカツ弁当」を食べた。美味し。



その後、青森駅で深夜まで日本海や普通列車、最後に急行はまなすをバルブし、明日の帰りの乗車券を買い、翌日の撮影に備え隣の油川駅へ。

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待合室は24時間照明がつきっぱなしな上に、ベンチはプラ製の個人掛け・・・
ここは「とりあえず夜を明かせる」程度だろう。

床に銀マットを敷いてまったりしてると警察がやってきて、この旅で初めて職質された。まぁ不審には思われなかったのでいいだろう。



0時過ぎに就寝。今日もすげ~疲れた・・・。



走行距離:149,2km
平均速度:19,4km/h
走行時間:7:39
最高速度:47,7km/h






13日目 8/1 (土)

青森周辺

この日は青森周辺でのんびり&撮り鉄である。


油川付近の撮影地で青森行きの急行はまなすを撮るべく、4時過ぎに起床。



今さらだが、今回のツーリングに持っていったのはCanonのPowershotA1100ISというエントリークラスの安物コンデジのみ。
デジタル一眼でも露出的に厳しい条件なので、当然ながら撮った写真は激しくアンダーで撃沈だった・・・。


それにしても寒い・・・。油川駅に戻り、駅前でこの旅最後の自炊。某社のレトルトカレーを、

カレー、カレー辛口、チキンカレー、ポークカレー、ハヤシカレー、ハヤシ

の6種類持って行ったが、途中で食材を追加しつつ最後に余ったのはハヤシだった。・・・どうでもいいか。そんなわけでハヤシを食う。



その後は津軽新城付近で寝台特急日本海、あけぼの、EF81の貨物等を適当に撮影し、軽く昼飯を食べた後は何気なくメモリアルシップ八甲田丸を見学。
機関室や車両甲板は一通り見たが、眺望の良い運転室に行くのを忘れていた・・・。


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15時くらいになり、やることもなくなったので青森駅前の土産屋で土産を買い、輪行のため自転車の分解作業に入る。



ふと駅の入り口を見ると、何やら沢山荷物を積んだ自転車が2台止めてある。
近寄ってみてみると、そのうち1台はなんとエンペラーだった。!

4サイドに加え、予備のタイヤまで積んでいてかなりの重装備だ。それに「日本1周中」との旗を掲げていてなるほど、と思った。まぁ、650Aなら日本全国どこでも手に入るわけだし、タイヤまで積む必要は無いと思うが・・・。

持ち主に会ってみたかったが、なかなか現れなかったので諦めた。



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久々に軽快な姿になったエンペラー。
それにしてもすげぇ汚れたなぁ・・・


軽く掃除してからリアキャリアを外し、いつもどうりフォーク抜きで輪行袋に収納。
リアキャリアはサイド枠まで外してようやく納まった。

1時間ちょいでやっと荷物がまとまり、夕食の駅弁やお菓子などを購入、ねぶた祭り絡み?でごった返している中17時過ぎに入場。

「あ~!見て見て、自転車だよ!」とか言われつつ(笑)1番線の奥の方に行くが、とにかく自転車&荷物が重い・・・。左肩に15kgの輪行袋とフロントバッグ、右手にサイドバッグ×2、左手に駅弁その他諸々を持っているので手も空いてない。


合計30kg位の荷物を休み休みしながら運んで、ようやく乗る車両あたりに着いた。

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この輪行袋はロード用で、フォーク抜きのランドナーを入れるには少し大きく、ダボダボしててうざったかったのでテントのロープで縛ったが、すぐ外れるのでこの後外した。


そしてこれから乗るあけぼの号が入線。

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長岡までの牽引機はEF81-137。


適当に写真を撮って、18:08に定刻どうり発車。さよなら青森・・・。


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乗ったのはゴロンとシートの15番下段。反対側が壁になってる所だ。


ちなみに輪行袋は隣のA個室の車両に荷物置き場があったのでそこに置かせてもらった。なければデッキに置こうかとも思っていたので一安心。


んで、落ち着いたところで駅弁を食べる。

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「若どり弁当」¥800也。

寝台車で食べる駅弁はやっぱり最高である。しばし感慨にふけていた・・・。



青森発車時にはゴロンとの乗客は自分だけだったが、弘前、大鰐温泉、大館・・・とこまめに停車して客を拾っていく・・・。


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秋田を過ぎてゴロンとしてるうちに睡魔に襲われ、しばし眠る。


途中のあつみ温泉?で何やら客がどさ~と乗ってきて目が覚める。
見ると、自分の乗ってる車両は一気にほぼ満席になっていた。

東北方面のブルトレは今でもそれなりに客がいることを実感。。




そして再び眠りに入った。・・・・・・




...zzzZZZ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・








走行距離:48,7km
*他は省略。






14日目 8/2 (日)


・・・起床。  ここは何処だ?

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向こうに北陸が停まっている・・・・・・長岡だった。


この駅であけぼの、北陸共に機関車交換があるが、運転停車なのでドア開かない上に前はレディースゴロンとで後ろはカニだから見ることも出来ない・・・。




そして再び眠りに入り、次に起きたのは上越国境を越えて4:15、水上だった。



久々に快適な寝床で熟睡出来たので、あとは起きていることにした。



ネタ列車の撮影で何度も来た津久田などを通過。速い速い。

そしてあっという間に高崎へ。ここでは6分停車するので降りてみる。

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長岡からの釜はEF64-1052だった。


沿線でカメラを構えている某氏にメールを送ってから、おにぎり等で軽く朝飯。


車内を一通り見てみると、開放B寝台なども9割位の乗車率でほとんど満席に近い感じだった。



そして6:58に定刻どうり、終点の上野に到着!


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相変わらず上野駅はテツであふれていた。そんな中、推回を見送ってから京浜東北線のホームへ。

南浦和で乗り換えて、8時前に地元駅に到着。駅前で自転車を組み立てて・・・・・・ってか雨じゃん・・・。orz それに関東暑い・・・


まぁ適当に荷物を付け、小雨の中数km走って自宅に到着!



2週間の旅は無事に終了となった。







14日間の総走行距離:1379,1km


*東北ツーリング'09 後半 完*


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